Category : そもそも専業「主夫」とは?その現実

海外の専業主夫たち

日本で専業主夫がクローズアップされてきたのは、ここ10年くらい前からではないでしょうか。

その原因の一つとされているのが、1970年代後半あたりに生まれた男性の世代から、家事をすることへの抵抗感が少なくなったからという説があります。

いまでは自分の口から、専業主夫になりたいといって女性を悩ませる男も多いようです。男女平等社会を推進しようとすればするほど、専業主夫を希望する男性は増えるのは当然です。世界の専業主夫の状況から、日本の未来の専業主夫の様子が見えてきます。

出世する女性が専業主夫を必要とするアメリカ

社会進出が早くから進んでいるアメリカでは、女性が一家の収入を稼ぐことに違和感がないため、男性に対して専業主夫になることを勧めるケースがあるそうです。

男性の側も、家事労働の満足感と、外で働いて得られる満足感との違いをあまり感じないそうで、専業主夫になる人は年々増加傾向にあるということです。一方で、ごく最近の動きとして、企業内の女性に対する壁を感じ、専業主婦を望む女性も少し増えつつあるという動きもあるようです。

男女平等の北欧諸国では特別視されない

男女平等で、早くから社会保障を充実させてきた北欧では、専業主婦や専業主夫という呼びかた自体があまり意味をなさなくなっているそうです。

特にスウェーデンなどでは、すでに仕事と家庭の役割分担に男女の差がなくなっていて、どちらか働けるほうが働くので、男性が家庭にいたとしても不自然ではないそうです。

韓国では女性進出が専業主夫を増やしている

日本と同じように「男は外で働き、女は家事」という考えが一般的だった韓国も、最近は急激に専業主夫が増加したそうです。

その要因としては、これまで男性が独占していた高収入の仕事に女性が進出してきたことが指摘されています。その結果、社会全体では離職した男性が増えて、結果として専業主夫が多くなるということです。

いまだに専業主夫が好奇の目で見られている日本

日本は近年、法整備によって男女の雇用における機会均等を進めてきました。建前上は、男女平等の世の中になったようですが、「男は仕事、女は家」という考えが、まだ根底に残っているのではないでしょうか。

いま結婚を考えている若い世代の男性には、専業主夫願望を持つ比率が以前よりも高くなっているといわれています。今後の専業主夫の増加は、女性が働きやすい社会がどこまで進むかにかかっています。いまは肩身の狭い思いをしている専業主夫も、やがて特別視されなくなる時代が訪れるのではないでしょうか。

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