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専業主夫への偏見

専業主夫への風当たりは強い

風当たり

専業主夫をしていると世間からの風当たりはとても強いものがあります。まずは身近な親・親戚たちからの攻撃です。父とは連絡を取るたびに「仕事は決まったのか」「早く決めろ」「男としての責任があるだろう」と言われるので、こちらから連絡することはなくなってしまいました。近所の人も遠巻きに見ていて、挨拶等はするものの距離を置かれている感じです。その他出会った他人(ほとんどは年上の男性)からも「しっかりしなきゃいかん」なんていう小言をもらうこともあります。


ポリシーを持って主夫をやっている人だっています

私は失業がきっかけで専業主夫をやっているわけですが、主夫をやっている人の中には「妻は仕事をやめられないから自分が子供のめんどうをみたい」という自分なりのポリシーを持っている人も少なくありません。また、二人の収入や勤め先の安定度を秤に掛けて、妻が働くのがよいと判断したカップルもいます。そのような人たちも、家事も子育てもしないで妻に寄生しているヒモもすべてひとくくりにされて「ダメな男」の烙印を押される、それが現状なのかもしれません。

夫は仕事、妻は家庭という発想が根深い日本

ヨーロッパ諸国と日本の夫婦を対象に調査したアンケート結果に興味深いものがありました。日本では「夫には収入を得る責任がある」と思う男性は、賛成、まあ賛成という答えを合わせると95%に達するのに対し、パリの男性ではたったの26%しかいません。パリの夫婦は大抵共働きで、男性は家事や育児も当然のこととして行っているようです。いかに日本が男女の役割に対して「頑な」かが分かる結果です。これでは平日の昼間にベビーカーを押す主夫や、洗濯物を干している主夫が怪訝な目で見られるのも当然かもしれませんね。

また、日本でも共働き夫婦が増えている中で、妻は家事・育児をすべきという固定観念は根強いままですから、女性が仕事に加えて家事・育児のほとんどをこなしているという家庭も少なくありません。

マイノリティも住みやすい社会へ

とにかく日本では人と違ったことをすると攻撃されます。「ベジタリアンである」とか「服装が個性的」などといった本人たちがよければいいではないかと思うようなことまで、批判的にみて「変人」呼ばわりすることもあります。さらにいえば、ゲイやレズビアンなどへの偏見もいまだに根強いようです。日本ではもちろん「主夫」もマイノリティに属すると思います。普通である事を求められる社会なのですが、その普通の範囲がとても狭いのです。それは学校生活にも反映されていて、例えばちょっと個性的な子をいじるとかいじめることにもつながっているように思えてなりません。

今後は普通の範囲をどんどん広げていけるよう、マイノリティも世間にアピールしていかなければならないと感じています。一個人としても父親としても窮屈な日本がもっと住みよくなることを願っています。